恥ずかしながら不惑の年を目前にして、突然ビートルズ の魅力に目覚めた。といっても、まだRubber Soul 以降 Abbey Roadまでの主要アルバム(従ってLet it be は除かれ る)と Magical Mystery Tour、そして "1" を聴いただけだ が、私なりに彼らの魅力をかなり感じ取れたと思っている。 いくつかのファンのウェブページや中山康樹氏の講談社現 代新書「これがビートルズだ」などをのぞき見て、それな りに知識も得た。私にとってはどのアルバムも魅力的だっ たが、現在の私には何と言っても Abbey Road が最高で、 聴くたびに文字通り涙がにじむような感動を覚える。以下 は、ほとんど世間で言われていることの蒸し返しに過ぎな いかもしれないが、私が感じたビートルズの魅力をここで 列挙してみる。
自分にとってベストの曲はまだよくわからない。もう少 し聴き込んでから、あれこれ楽しみながら選ぼうと思う。 John と Paul のどっちが好きかもよくわからない。たぶん Johnの方が玄人向きなのだと思うので、ここでは一応素人 として、Paul を推しておこう。White album や Abbey Road ではGeorgeも感動的な曲を書いている。これだけの天才達 が解散後、どういう曲を書いたのかなど、その後の軌跡に ついては少しは知っているのだが、やはりミューズの神様 は彼らから離れてしまったのだろうか?あるいは、やっぱ りJohn と Paul が共作しないと、なかなか傑作にはならな いのだろうか?ビートルズについてはこのあたりまで聴け ば十分かとも思っていたが、彼らの初期の曲や解散後の曲 も今後少しずつ聴いて、今後それらの疑問も追及していき たくなった。
(Jul.4, 2003)