CNVの検出

生成したbamファイルをもとにCNV ( コピー数変異 ) を検出します。

PARABRICKS CNVKIT


出力結果はcnnファイル、cnrファイル、cnsファイルとして生成します。
cnnファイル、cnrファイル、cnsファイルはテキストファイルなので、
そのままlessコマンドで見ることができます。( テキストファイルを見る方法 )

ファイルの見方は https://cnvkit.readthedocs.io/en/stable/fileformats.html?highlight=cns を見てください。

このパイプラインではgrepコマンドでcnsとcnrから特定の染色体を抽出した後
オリジナルのcnvkitを使ってscatter.pngとdiagram.pdfを作成します。

pngファイルやpdfファイルは そのままで見ることができないので
scpコマンドを使って自分のpcにダウンロードしてからファイルを開きます。( ファイルのダウンロード方法 )
ファイルを開くとCNVが検出されていることがわかります。

Sequenza

Sequenzaはがんのサンプルのbamファイルと正常なサンプルのbamファイルを使って
cellularity(腫瘍細胞含有率)やploidy(倍数性)の推定、コピー数の計算をします。
出力ファイル一覧

ファイル名

説明

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_ab_[ all | 1 - 22 | X | Y ].pdf

Gene wide overview ( Allele-specific copy number )

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_baf_[ 1 - 22 | X | Y ].pdf

Chromosome view

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_cnv_[ all | 1 - 22 | X | Y ].pdf

Gene wide overview ( Total copy number )

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_cellularity.pdf

それぞれのcellularityのposterior probability

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_cellularity.txt

posterior probabilityが最大となるときのcellularity

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_ploidy.txt

posterior probabilityが最大となるときのploidy

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_seq_tab.tsv

Segments results

{サンプル名}_all_small_out.seqz.gz_hrd_loh.txt

LOH score

Note

リファレンスファイルについて

Sequenzaはhg19で動くのでCrossMapでbamファイルをhg38からhg19に変換して
Sequenzaを実行します。
実行後はhg38に戻しません。
Sequenza以外のツールはhg38で実行します。

Note

non_matching_normal_fileについて

bamファイルを動作確認用に置いてあります。(/home/kks_th/CaGMeJ_git/SRC/v8/database/sequenza/hg19_5929_tumor.sorted.bam)
適宜設定してください。

Note

set +e

sequenzaのRスクリプトがエラーを出力しても止まらないようにしています。

FACETS

FACETSはがんのサンプルのbamファイルと正常なサンプルのbamファイルを使って
アレル特異的コピー数解析をします。
出力ファイル一覧(fit=emcncf(oo))

ファイル名

説明

{サンプル名}.out.fit.tsv

rbind( fit$purity, fit$ploidy, fit$dipLogR, fit$cncf, fit$emflags )

{サンプル名}.out.logR.tsv

oo$dipLogR

{サンプル名}.out.png

genome-wide profile(logR, logOR, copy number)

{サンプル名}.out.purity.tsv

fit$purity

Note

snp-pileup

このパイプラインではbamファイルをregionごとに読み込むように
snp-pileupを改変しています。

Note

バグ

facetsのv0.6.2では
segidの計算処理に関するバグがあります。(facets-clustersegs.Rの中の変数)
このパイプラインではそのバグを修正しています。

Note

purityがNAの場合

facetsではsegment内のヘテロなgermline変異に対して
tumor, normal x non-ref, refの2x2の組み合わせでリード数をもとにオッズ比を計算します。
対数オッズ比の絶対値が分散に対して小さい場合purityがNAになります。

Note

ファイルシステム関連のエラー

破損したbamファイルを使ってsnp-pileupを実行しても正常終了するケースがありました。
bamファイルが破損していた場合に異常終了するようにsnp-pileupを改変しました。

CNVkit

CNVkitはがんのサンプルのbamファイルと正常なサンプルのbamファイルを使って
ゲノム全体のコピー数変異を検出します。
を参考にしてください。
出力ディレクトリはcnvkit_compareです。

Note

性別不明

このパイプラインではサンプルの性別が不明の場合は
is_male_reference = not self.guess_xx(verbose=False)で性別を推測しています。
推測した結果はis_male_reference.txtとして出力して、
その結果をもとに下流での–male-referenceのオプションのbool値を判断します。

サンプルとreferenceの性別が異なるとscatter, cnr, cnsのX染色体のlogの値が1ずれます。

Note

cnvkit.py call(腫瘍率による補正)

cnvkit.py callはcnsファイルのlog2 ratioをもとにcopy numberを計算します。

このパイプラインではcnvkit.py callのオプションに
-m clonal –purity {腫瘍率(FACETSのout.purity.tsvの値)}
を用いて腫瘍率による補正をしています。
FACETSのout.purity.tsvの値がNAの場合はスキップします。
腫瘍率による補正をした出力ファイル一覧

ファイル名

{サンプル名}.purity_calibrated.call.cns

{サンプル名}.purity_calibrated.call.cns.vcf

{サンプル名}-scatter_purity_calibrated.png

{サンプル名}-diagram_purity_calibrated.pdf

Battenberg

Battenbergはがんのサンプルのbamファイルと正常なサンプルのbamファイルを使って( データの種類はWGS(全ゲノム) )
subclonal copy numberを検出します。
を参考にしてください。

Note

改変

SHIROKANE上で実行できるように改変しています。